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移行方式の選び方:6類型を台数ではなく寿命で決める

再ホスト、再構築、置換、終了など6つの方式をどう選ぶか。判断の軸を、現場で使う順に整理します。

クラウド移行

移行方式には、そのまま移す、設定を調整して移す、作り替える、SaaSへ置き換える、オンプレミスに残す、終了するの6類型があります。多くの現場では台数の多い順や担当者の得意な順に決めてしまい、後で手戻りが発生します。判断の最初の軸は、そのシステムが「あと何年使われるか」です。

寿命が2年以内のシステムは、作り替えても元が取れません。そのまま移すか、後継へ置き換えるかを選びます。逆に5年以上使う基幹系は、移行を機に構成を見直した方が、運用費の面で有利になる場合があります。寿命が曖昧なものは、事業部門に利用予定を確認しましょう。

次の軸は、改修の余地と停止できる時間です。ソースコードを触れる体制がなければ、作り替えは現実的ではありません。夜間に数時間止められるのか、1分も止められないのかによって、データ同期の方式が変わります。これらを一覧表に並べると、判断が客観的になります。

最後に、方式を変更する条件を事前に決めておくこと。たとえば「試験で性能が1.5倍遅い場合はサイズを上げ、それでも未達なら残す」といった具合です。判断基準が書面にあれば、現場で迷いません。当社の判定表もこの形式で作成しています。

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