費用が増えたとき、全体を眺めても原因は見えません。最初に、サービス別の内訳で上位5つを確認します。多くの場合、仮想マシン、ストレージ、データ転送、データベース、バックアップのいずれかが全体の7割以上を占めています。まずここに絞って調べます。
次に確認するのは、先月との差分です。増加額が大きい項目について、いつ増えたのかを日別のグラフで見ます。ある日に段差状に増えていれば何らかの追加作業が原因で、なだらかな上昇ならデータの蓄積が原因である可能性が高いです。
3つ目はタグの付与率です。用途や担当部門のタグが付いていない資源は、誰も持ち主を説明できません。付与率を8割以上にすることを最初の目標にすると、削減の相談がしやすくなります。持ち主不明の資源は、停止の予告を出してから止めるのが安全です。
残る2つは、稼働していない資源と、過大なサイズです。使われていないディスクや古い復元用データは、確認すれば意外に多く見つかります。ただし本番系は、削除前に必ず持ち主へ確認を。削減の効果は大きくても、止めてはいけないものを止めると本末転倒です。